新潟教育

新潟市の教育を教職員の組合活動を通して考えていきます。 中の人は複数。関心もそれぞれ。多彩な内容を目指して。

新潟の小学校が大変!

 小学校では道徳に加えて、英語教育が教科化します。文科省はお金を出さず、人も増やさず、英語教育を2020年度から全面実施します。小3・4年生で週1時間、小5・6年生で週2時間、「外国語活動」として増やします。しかし、今までの小学校の授業時数は削減されません。英語教育の授業時数が上乗せさせられます。小学校では6時間授業の日が増加したり、朝の時間を活用するようになることが危惧されています。
 あまり知られていませんが、中学校の英語の授業も変化します。「日本語を交えて授業」は、「英語で行うことが基本」になります。語彙は1200語だったのを1600語から1800語に増加させます。
 英語教育の専門家は英語教育の早期化・教科化は根拠がないと言っています。
 自民党の教育再生実行本部は2013年4月、「グルーバル化に活躍する人材を年に10万人(高卒の約1割)養成」することを提言しました。その後、首相の私的諮問関係機関が小学校英語の早期化・教科化を掲げ、安倍内閣はそのまま盛り込んだ「第2期教育振興基本計画」を同年6月に閣議決定しました。この決定過程に語学教育の専門家はまったく関わっていません。
 文科省は各校判断で。2018年度かの小学校英語教育を先行実施することを認めています。新潟市教委は担当者に先行実施することを宣言し、各校で工夫して行うように指導しています。その上、先行実施では総合的な時間で15時間程度を活用してよいとしていますが、新潟市教委は完全実施と同じようにするために、総合的な時間を活用しないことを指導しています。
 新潟市内の小学校では動揺が広がっています。各校とも朝の時間を15分間、モジュールで活用することなどが計画されています。時間をつくるために、清掃を週2回にする小学校があります。このままでは、時間を設定するために、夏休みを短縮して、授業時数を増やす学校も出てくることでしょう。
 ここで最大の問題は体制がないで実施することです。英語の免許状をもたない小学校教員に授業をさせます。ALTも増員することしません。小学校教員に負担が重くなります。小学校の高学年の学級担任の希望者がいなくなることは当然です。
 教員の労働時間はすでに限界を超え、教育カリキュラムは満杯状態です。文科省を働き改革を受けて、教員の超勤労働に改善しようとしています。小学校英語教育の実施はその流れを逆行させています。新潟市の先行実施はそれに拍車をかけています。新潟市教委は先行実施するであれば、政令市になったのですから、英語免許状をもつ教員やALTを増員すべきです。とても工夫だけではどうにもならないことです。条件整備をすることが望まれています。

<付記> 新潟県の小学校道徳教科書の採択会社が決定しました。「三条・加茂・見附・田上」「佐渡」の2地区が全国的に警鐘が鳴らされている教育出版社を採択しました。
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コメント

文科省は矛盾しています。教師の多忙化を解消するための予算を要求しながらこんなことを進めている。消火器を吹き付けながら、ガソリンをかけているようなものです。中教審に教員や一般市民が0で財界人がいるのが間違いのもとです。前原さんはどう思うでしょうか。

  • 2017/09/02(土) 21:46:23 |
  • URL |
  • しんじろう #-
  • [編集]

小学校道徳教科書

 特別支援学校では新潟聾、はまぐみ、柏崎のぎく分校の3校が教育出版社が採用されています。

  • 2017/09/02(土) 22:10:37 |
  • URL |
  • 小生 #-
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