新潟教育

新潟市の教育を教職員の組合活動を通して考えていきます。 中の人は複数。関心もそれぞれ。多彩な内容を目指して。

全県の叫び

 6月2日(木)には新潟市教組の支部大会、3日(金)・4日(土)に新潟県教組の県大会が開かれました。そこで発言された組合員の声をご紹介しましょう。

 支部大会でも県大会でも来年度の新潟市給与権移譲が話題になっていました。給与表は提示されていない、休暇制度、人事評価についてなど市教委と合意していないことばかりです。支部大会で挨拶した市会議員は「給与権移譲の条例化は12月議会になります。組合のみなさんの方針が市教委だけでなく、総務課・財務課に通るかが課題になってきます」と言われました。お金がかかわることをどのように決着していくが問われています。
 
 県大会では60本以上の発言がありました。
 人事異動については昨年度、県教組の「異動SOS」に連絡してきたのは23件とのことでした。新潟市と新潟県は昨年度から異動方針が変更されています。県はB区分や特Bがなくなります。A区分は20㎞以内から25㎞以内になり、5㎞距離が長くなりました。B区分がないとA区分の次はC区分になってしまいます。今以上に遠距離に異動になるか懸念の声が魚沼や佐渡、村上から出されていました。
 フッ素洗口の問題も多くの支部から出されていました。柏崎、新潟から声が出ていました。新潟市では平成30年までにフッ素洗口を全小中学校に導入しようとしています。ある小学校ではフッ素導入に反対した校医を歯科医師会が交代させようとしたり、圧力をかけて協力させると学校に連絡して来ました。この導入は市教委ではなく、歯科医師会が主導で動いています。小学校で歯磨き大会があり、フッ素つきの歯ブラシを全員に配布しています。この代金はどこから支出されているのでしょうか。全国では新潟と九州でフッ素洗口が行われていますが、ユニセフはヒ素よりフッ素が危険、WHOは6歳以下には使用禁止にしています。そもそも学校は医療をする場所ではありません。フッ素の問題は大きな矛盾を持っています。

 佐渡や中魚沼、岩船では事務職員が配置されていない未配置校が全県で9校あり、臨時の事務職員は23校にもなっています。今春、県で採用された事務職員は大量辞退が出たといいます。代わりに教員や管理職が深夜12時まで仕事をしている実態が報告されていました。信じられません。

 学力テストに英語が導入されます。リスニングでは10分程度で対面式で生徒一人ひとりに実施せよというのが文科省の方針です。学校現場ではとても無理だという嘆きが出されました。

 道徳の教科化が目の前になってきました。南魚沼のある小学校では今年度から教科化を先行的に実践し、評価も考えるように管理職から指示されたという発言がありました。これも信じられません。道徳の教科書会社に「つくる会」が入っていることに危険だと発言もありました。

 人事評価、義務教育学校、土曜授業、再任用、多忙化などの発言もありました。また、今朝の朝日新聞の一面に「中高校 部活動に休養日案 文科省、来年度にも指針」の記事が掲載されて、部活動の超勤問題が話題になっていました。具体的な施策が提示されるのでしょうか。
 現在の教育は教職員が集まれば、その矛盾がほとばしるように発露されます。この声を文科省や県教委、新潟市教委など各市町村教委は真摯に耳に傾けることが望まれています。
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コメント

相変わらず、フッ素洗口の話題がよく出てきますね。

「不可解な学校現場での集団フッ化物洗口事業」
http://plaza.umin.ac.jp/~JSFR/kondou.html

確かに、フッ素洗口については効果の有無、害の有無、両方について不明確な点が多いようです。EM菌や水素水のような疑似科学と同じとまでは言えないまでも、かなり根拠に乏しいことは間違いないようです。こうなると「メンツ」のようなものが俄然ものをいいます。

国立大学の歯学部を頂点とした強力な権力構造が全県の歯科医を支配しているわけですから...末端の養護教諭が泥水を被り、子どもたちは偉い先生方が業績を上げるためのモルモットとなる、これしかないんでしょうね。

決定的な問題点が発見されるか、偉い先生が死ぬまでは続くことでしょう。



道徳の教科化についてはもっと議論されるべきでしょう。現政権下で文科省が作成した教科書の内容について、日本中で非難の声が上がっています。

「【江戸しぐさ】文部科学省の道徳教科書が「トンデモ本大賞2015」を受賞」
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/3187051

根拠がなく歴史の教科書に載せられないような内容も、道徳の教科書には堂々と掲載されています。

「道徳教科化決定記念!安倍政権が指導書にのせた曽野綾子のトンデモ発言集」
http://lite-ra.com/2014/10/post-575.html

人種差別的な言説で昨年話題になった曽野綾子氏も「誠実」のお手本として教科書で紹介されています。(この発言については、南アフリカ大使が正式に抗議を発表し国際問題になりましたね)

中教審の答申を見ても、国家に忠実に仕える人間育成を目標としているとしか感じらません。道徳教科化は、自民党が提案している憲法草案を元にした憲法改定の布石なのではないでしょうか。

日々の業務に追われ、目先のことに議論が集中するのは仕方がないことかもしれませんが、人を育てる教師の仕事は未来を作ることそのものです。未来のため「大きな物語」ついて、もっと議論をすべき時だと思います。

  • 2016/06/05(日) 21:49:40 |
  • URL |
  • 出席番号774 #-
  • [編集]

現政権は明日投開票が行われる参院選で勝ち、改憲に向けていよいよ仕上げの段階に入ったんでしょう。

学校教育における政治的中立性についての実態調査(https://ssl.jimin.jp/m/school_education_survey2016?_ga=1.59801455.395835691.1409157024

フッ素洗口、人事異動、労働環境など、目先の問題に拘泥しているうちに、ついにここまで事態は悪化しました。この実態調査を皮切りに、学校現場はお互いを監視しあう時代に突入していくのでしょう。

組合の「教え子を再び戦場に送るな!」という垂れ幕。虚しいですね。相互監視の中で、国家に服従を誓い、命を捧げる国民を生産する「教育」がいよいよ始まります。教育者ではなく「生産者」になる覚悟をすべきなのかもしれません。

週明け、どんな顔をして教壇に立つべきか、私にはよくわかりません。

  • 2016/07/09(土) 17:56:37 |
  • URL |
  • 出席番号774 #-
  • [編集]

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