新潟教育

新潟市の教育を教職員の組合活動を通して考えていきます。 中の人は複数。関心もそれぞれ。多彩な内容を目指して。

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 1月29日(金)の新潟日報に掲載された2つの記事についてご質問がこのブログにありましたのでお答えします。
 1つ目は「教科書問題 全都道府県の教員閲覧 文科省、採択への影響調査」「本県は210人 121人謝礼」です。日報は前日の28日(木)の社説「教科書事前閲覧 許されないルール無視だ」も関連記事です。
 この問題の本質は何かというご質問がありました。
 これは2点に分けて問題を整理するべきでしょう。第1に教科書検定そのものが不当だということです。教科書会社が検定中の小中学校の教科書を教員らに見せて意見を聞くのは当たり前のことです。よりよい教科書を作成しようとすれば当然なことです。文科省がこのことを問題にするのは採択に教員の影響力をなくすことが本当のねらいです。その陣頭に立っているのが義家文科副大臣です。教育委員会のトップダウンで教科書採択をしたいのです。教育委員は教科書の専門家ではありません。
 これは次の小学校の英語と道徳の教科書採択に影を落とすことは間違いありません。全国的に道徳で「つくる会」系の教科書を採択したい本音がみえ隠れします。
 第2は教科書を閲覧した教員に出版社が謝礼を渡していることで第1の本質を隠匿させてしまっています。謝礼を受け取ることは決してやってはいけないことです。賄賂と言われてしまいます。新潟県で121人もいます。
 新潟市のある学校では職員打ち合わせで、教員の中で関与している場合があることをほのめかしている校長もいます。新潟市の中学校の教科書採択は先回の全く同じ教科書会社を全教科とも採択しています。謝礼を受け取っているのではないかと疑われても仕方ありません。新潟市内の小学校校長が三省堂から2009年に編集会議に参加し、5万円の謝礼を受け取り、事件発覚後、返金しています。新潟市の中学校の英語も三省堂を今回は採択しています。
 第1と第2を混同してはなりません。第2を金銭授与を問題化し、第1の教科書採択を意図的にしようとする政治権力が登場していることが問題なのです。

 2つ目は県教委が上越地方の小学校の50代の女性教頭のパワハラに減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とし、校長に戒告の処分にしたことを報道したことです。
 記事を読むと、昨年の7月に校長が教頭を指導しても改まらなかったと書いてあるがなぜ改善されなかったという質問です。パワハラの内容は、職員全員に対してささいなミスで長時間叱責したり、悪口を言ったりする不適切な言動を繰り返したと記事になっています。
 上越地方といっても広い領域です。該当する小学校は妙高市の小規模校(6学級)です。学閥は公孫会です。教職員は12人で、教頭のパワハラに苦しんでいる教職員の方々が目に浮かびます。小規模校で何人かの教員が休職したことで抜き差しならぬ問題になりました。校長も県教委も休職が出てやっと対応をしたことになります。このことは記事にはありません。
 このような管理職は全県でも少なくなっています。ここ数年、保護者や子ども、青年教員の変化のために「朕は国家なり」といった態度をとる管理職は姿を消しました。しかし、学閥は上下関係を限度を超えて重視します。今でも学閥の懇親会では酒を注ぐ順番があるということを聞き、驚きました。この体質を改善しない限り、パワハラをする管理職をなくすことはできないでしょう。
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コメント

現職の総理大臣が生中継の入っている予算委員会で組合を揶揄するようなヤジを飛ばしても、大した騒動にはなりませんでしたね。

「安倍首相、「日教組に補助金」発言を訂正 ヤジへの説明」
http://www.asahi.com/articles/ASH2R3GD5H2RUTFK002.html

少し前なら政権が傾いても不思議じゃないような不祥事だったと思います。
ここまで政権から敵意をむき出しされている原因は一体何なのでしょう?
しかも、政権批判すらさっぱり盛り上っていません。

また,改造内閣で新たに就任した文科大臣、文科副大臣揃って保守系論壇誌上で体罰肯定論を展開しています。

「生徒を4時間監禁、竹刀が折れるまで…新文科相の馳浩と副大臣の義家弘介が教師時代の体罰自慢対談」
http://lite-ra.com/2015/10/post-1569.html

こちらも政権の支持率にはほとんど影響を与えていません。
加えて、日本中でお上から提供される珍妙な道徳の教材が話題になっています。

「これは何かの冗談ですか? 小学校「道徳教育」の驚きの実態」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47434

もはや組合活動は完全に「バカにされている」というべきレベルでしょう。
記事の後半でご指摘のように「学閥の体質」は批判されるべきことです。
しかしまずは「組合の体質」改善を早急にしなければならないタイミングなのではないでしょうか?

何が一番大切なのかをもう一度考えて活動してくださることを、心から願っています。
組合が「教え子を再び戦場に送るな、青年よ再び銃を取るな」という理念をまだ捨てていないのならば、ですが。

  • 2016/01/31(日) 22:01:02 |
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  • 出席番号774 #-
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  • 2016/02/01(月) 22:23:54 |
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