新潟教育

新潟市の教育を教職員の組合活動を通して考えていきます。 中の人は複数。関心もそれぞれ。多彩な内容を目指して。

教育もりっぱなブラック企業 市教委交渉から

 7月10日木曜日、市教組は重点要求書にに基づく市教委交渉を実施しました。

 「国の交付税基準を大きく上回って介助員を配置しています」と新潟市教委は回答します。
 新潟市は平成25年度、介助員は特別支援学級には238人、通常学級には46人、計284人配置しているとしています。しかし、学校現場は「介助員を増やしてもらいたい」と強い要求があります。介助員の時給は新潟市は980円。東京、京都、広島、柏崎市は1000円以上。一番高い三鷹市は1280円で7時間勤務。今の新潟市の給与では生活できるものではありません。

 図書館司書は正規、再任用、臨時、非常勤と4種類の勤務形態があると新潟市教委は回答しました。今年度から臨時の方の時給を20円増とし、20日以上の勤務した方の交通費も出すことを市教委は説明しました。司書をしながら、生活することはできません。

 小学校の自校給食を新潟市教委は委託調理員による民間給食にしようとしています。今年度は女池、上所小。来年度は東中野山、笹口、下山小です。また調理室を改修している南中野山、横越小なども移行することが考えられます。横越小は改修のために9月から12月まで給食がなく、児童は弁当持参となり、おかずだけランチ業者から買えるようにします。この対応をみても、市教委は安全でおいしい給食を提供しようとはしていません。小学校の民間委託は「大丈夫か?」と声が上がっています。
 用務員さんも各学校1人配置。再任用の方もいます。できるだけ仕事を狭めて専門性をなくし、臨時でもできる体制をつくっています。
 2017(平成29年)の政令市への給与移譲権を受けて、事務職員も市職になるではないかと危ぶむ声が出ています。
 介助員、図書館司書、調理員、用務員、事務職員さんを正規職員の枠でない人員でやっていく方向があるのではないかと懸念されます。教員も臨時教員が増えているので、まさに「教育のブラック企業化」が進んでいるようです。

 そのことは正規職員に負担を増加させます。新潟市教委は多忙化解消のため、超過勤務時間をなくすこと、子どもに接する時間を増やしたいと述べていますが、東区のある小学校のように朝4時に学校に来ている、夜は9時、10時まで仕事をしている実態が組合側から出されました。
 新潟市教委は管理職の声だけしか回答を得ていません。実際の超過勤務の実態を探るべきです。

 日本の中学校が世界で一番、超過勤務をしていることや、新潟市が平成25年度、全教員3800人中1カ月以上休職している方が103人で昨年度より14人増加していることも頷けます。休職の中で、精神疾患による休職は41人(昨年度の3人増)。全体の1%を占めています。これらの深刻な実態を新潟市教委は厳粛に受け止めるべきです。

 新潟市教委は不登校未然防止プロジェクトでの月の3日休み報告を2年ぶりに復活させました。これについて組合側から反対が多いことを述べました。市教委は不登校が増加傾向になったために再度、行ったと説明しました。しかし、市教委側にも混乱があり、「ベストとは思っていない」「年度途中でも変更もあり得る」と回答しました。
 そもそも市教委は数値だけを見ていることが問題です。文科省は不登校は誰でもなり得るとしています。不登校を克服する対策は、まず不登校専科の教員を加配することです。多忙化に拍車をかける3日間の休みの報告はただちにやめるべきです。

 駐車場有料化については新潟市教委は昨年度の交渉で、「適用除外」も視野に入れているという回答しました。しかし、今回はすべての市所有施設では適用除外はない、学校の特殊性を検討しているといった後退した回答でした。市教委が学校の仕事上から有料化は無理だと市当局に掛け合うことこそ新潟市の教職員を守ることではないでしょうか。教職員がよりよい環境で仕事をできるようにすることが市教委の最大の仕事といえます。

 組合側は全国学力調査やWebテストの数値を上げるためだけの過去問題への取組みの偏重を糾しました。新潟市教委は学習指導要領で目指す学力定着を測るものだとし、社会的関心も多いので説明責任もあるとしています。指導主事による学校訪問などでは「課題」と「振り返り」を行うマニュアルした授業を市教委は進めています。まさに競争主義に終始しています。新潟の大学のある教育学者は「市教委は『目標管理』と『説明責任』に縛られている」とし、「説明責任」はアカウンタビリティだとして、いわゆる企業がする説明責任だと断言しています。数値だけにとらわれず、「応答責任」、レスポンスビリティに基づいた生活と教育の共同してつくり出すことが今こそ大切だと主張しています。
 新潟市教委が子どもや教職員のためにしっかりとした環境づくりを急務にしてもらいたいものです。交渉から見えてきました。
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コメント

いじめが起きても、自分の守るために何事もなかったように穏便に済ませ、出世のことしか考えていない校長先生がぬくぬくとしている・・・そんな小学校だから、自殺も低年齢化するのではないでしょうか? 自殺者が出てから→調査では遅すぎます。
学校は、集団を学ぶところかもしれませんが、集団でも一人一人の命の集まりです。
教師が、もっともっと子供目線にならなくては、子供達の本質を見抜くことはできません。
勉強ができる・・・だけでは、今の世の中通用しないのです。

  • 2014/08/29(金) 09:25:58 |
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  • 出席番号774 #-
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