新潟教育

新潟市の教育を教職員の組合活動を通して考えていきます。 中の人は複数。関心もそれぞれ。多彩な内容を目指して。

教育のファシズム

 新潟市・県の小中学校は学力テストの結果を上げるために学校体制づくりに余念がありません。
 なぜ小学校が学力テストの結果が全国で上位で、中学校では上位にならなかったのかは学校の職員集団にあります。小学校では教員の中で「おかしい」と思いながらも、学校全体で学力テストのために過去の問題(過去問)を全校体制で実施しています。Webテストの過去問までしています。それに比べて、中学校の場合は過去問をすることを「本当の学力向上ではない」という学校の雰囲気が圧倒的にあります。同時に中学校の場合はどうしても生徒指導問題が各学校の最大の命題になっていることもあります。
 新潟市は2年間に1回、指導主事訪問を実施しています。組合は従来の市教委と合意であった3年に1回に戻すように毎年、交渉しています。この指導主事訪問は1つの研究授業をみてやるのではなく、学校の全学級の全部の授業を指導主事が5人以上来校して参観し、板書を写真に撮ってグループ毎に協議します。しかし、中規模の学校ですと、1つの学級に10分間くらいしか指導主事がいないので全授業を分析することはできません。そのために、板書に焦点を合わせようとしています。
 全体指導で市教委の総括指導主事が強調したのは、「学習方法」を学校で統一して実施してほしいことを述べました。グループ学習やUDLなどを例に出しています。この本質は教育基本法が改悪されたことにあります。学習の方法を統一することによって学習指導要領にある基礎学力や基本学力を定着させるのが教師の義務だというのです。
 教育学では学習の方法は大切だとしていますが、子どもの実態によってどのような学習方法を行うか決まるとしています。中学校の場合、各学年で同じ学校といっても実態がまるで違います。3学年とも同一の学習方法を実施することに無理が生まれます。学年での各学級によって子どもの実態が違います。学習方法とは授業者がその目の前の子どもの実態によって決めていくものです。
 学びの共同化を内実が問われずに形だけが独り歩きしているのもこの流れの中にあります。
 今こそ重要なことは、授業そのものを学力テストの結果だけにとらわれず、目の前の子どもの学力を上げるために毎日の授業をいかに成立させていくかが教師本来の仕事といえます。
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コメント

学力テストは税金の無駄

ほとんどの学校がNRTやCRTといった全国テストをやっています。学校の平均、偏差値、個人のデータは全国学力テストをしなくてもわかります。これほどまでに文科省、文教族が押し付ける本当の狙いは何なのでしょう。また小学校のほうが事前対策をするのは学閥の力が強いからでしょう。

  • 2013/12/21(土) 00:51:43 |
  • URL |
  • 自由人 #-
  • [編集]

PISA2012で上海が1位になった最大要因は学力下位層の引き上げだったとのこと。競争を煽るでも、教育の方法を統一するでもなく単純に勉強できない子の面倒をみるなのです。

  • 2013/12/22(日) 07:11:59 |
  • URL |
  • ヽ(´o`; #-
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  • 2014/01/05(日) 17:39:45 |
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