新潟教育

新潟市の教育を教職員の組合活動を通して考えていきます。 中の人は複数。関心もそれぞれ。多彩な内容を目指して。

夏休み寸前

 このブログで予想した通り、新潟市の小学校道徳教科書の採択会社が光村図書になりました。
 7月21日(金)午後3時から、新潟市教委は採択を決めるため教育委員会会議を開催しました。傍聴席は満席でした。抽選に漏れる方もいました。内容的に問題がある教育出版の教科書が採択されるのではないかということが満席の要因でしょう。審議は、学校図書、教育出版、光村図書の三社が推薦されました。一番支持が多かった光村図書が採択されました。
 この採択は誰でも予想できるものです。編集委員には元小学校校長(前東区ときわ会会長:東区教育事務所長)や市総合教育センター指導主事、市内の小学校教員などがなっているからです。
 編集委員以上問題より、この道徳教科書が国語の教科書ではないかと思える内容が気になります。各小学校現場では使いにくいという声が出ています。

 新潟市は全国では20%しかしていない2学期制を採用している小中学校がほとんどです。ただ、3学期制を採用している学校は小学校で6校、中学校は5校あります。2学期制を採用している学校も2学期制の枠に、3学期制の内容をそのまま実施している実態があります。
 もちろん、2学期制は通知表が2回のために所見を2回しか書かなくてもよいという教師側のメリットもあります。
 しかし、大半の保護者の方々は、長期休業中前に自分の子どもの成績を知りたいと思います。そのために、どの小中学校も工夫して、保護者に児童生徒の成績の実態を知らせているのではないでしょうか。
 多くの学校では「2学期制をやめたい!」という声があります。新潟市教委は学校が独自に3学期制でも2学期制も採用できるとしていますが、やはり市内の空気を読んでいる学校が多いようです。子どもの実態から学期制を採用しようと基本に戻ることが求められています。新潟中央高校のように2学期制を採用しても実態に合わないと判断して、3学期制に戻した勇断の例もあります。
 異常気象で、毎年暑い夏になっている今日、2学期制のメリットは見えなくなっています。
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探してもいない!

 新潟市で講師がいないという声を4月からよく聞きます。定数法が変わり、正規教員を配置するところに講師配置で代えることができました。そのために、人件費をおさえることができるので、正規教員ではなく講師を安易に配置してしまう場合が少なくありません。正規教員1人の人件費で3人の講師が採用できますから、全国的にも講師配置が当たり前になってしまいました。
 年度初めの4月に講師を配置してしまうために、年度途中に産休育休や病休があっても、なかなか講師がみつかりません。市教委や県教委にまかせても埒があかないと校長によっては、自分のネットワークで講師を探す方もいます。
 先月には西蒲区の中学校で、国語を探していました。現在では西区の中学校で理科を探しています。この学校は国語のお休みも出るかもしれないので、大変な状況になっています。校内で調整してしのいでいます。理科と国語の教員が週24時間の持ち時間になって悲鳴をあげています。この状況を市教委は放置しておいて、学力向上の大合唱は絵に描いた餅といえます。市教委や校長が必死になって、講師を探しているのでしょうか。「いないものは仕方がない」では通りません。目の前の子どもの教育に齟齬が生まれていること自体、教育に責任を持たないことになります。
 何よりも一般教員に負担がかかるのは避けるべきです。市教委が真剣に教職員の多忙化を解消しようとしているなかで、授業時数を4月より年度途中に増加させるのは、その学校の教育活動を麻痺させる要因になります。
 国の制度によって、講師がいないでは困ります。市教委、管理職はこの現状を打開するために全力を尽くすべきです。
教職員に指導をすると同じくらい、その学校の教育環境を整えることが求められています。
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小学校道徳教科書採択は?

 来年度、採択される道徳教科書の展示会に行って来ました。8社の小1〜6年の道徳教科書、計48冊と道徳ノートを作成している教科書会社もありました。初めて道徳が教科化し、教科書ができたので興味津々でした。
 8社とも工夫していることはよくわかりましたが、M社のように表紙はアニメですが、まるで国語の教科書と同じではないかという教科書やA社のようにレイアウトが単調で、これでは小学生があきてしまうだろうという教科書もありました。レイアウトだけでも教科書会社によって差があることはわかりました。
 各社とも共通する読み物資料がありました。低学年は「きんのおの、ぎんのおの」、中高学年は「杉原千畝」「米百俵」「エルトゥールル号のきせき」「青の洞門」「ブランコ乗りのピエロ」「手品師」「茶道」などがみられました。
 新潟に関係する読み物資料は、G社の小5の「サケをよぶ森』(村上:自然と共に)、N社の小2「花火にこめられたねがい」(長岡・中越地震:地域の行事に親しむ)、K社の小4の補充での「前島密」(高田:心ざしをもって)がありました。どうしても新潟に関係する資料に目がいってしまうのは自然といえます。
 また、N社の小5「心のベンチ」には「いじめの傍観者」、M社の小5の「相手の気持ちを考えよう 『いじめ』の映画作りを」などのいじめに対するコラムもありました。
 K社の編集委員の2名からも納得してしまいましたが、驚いたのは小5の補助教材「下町ボブスレー」(国や郷土を愛する)の文中に、安倍首相の写真が掲載されていました(141頁)、同じく小5の補助教材には「一人はみんなのため モノづくりのまち」で文中、東大阪府市長の写真を載せています(150頁)。現職の政治家を教科書に掲載することは、文科省が主張する政治的中立性といえるのでしょうか。その他、K社は小4で「二宮金次郎」(みんなのために働こう)、小6では「江戸城無血開城 勝海舟」(よりよく生きる)、「野口英世よ母シカ」(家族)、「祖国のオリンピック 日系二世フレット和田勇」(国や郷土を愛する)が資料として掲載されています。二宮金次郎は戦前の教育に大変利用されました。勝海舟の江戸城無血開城も歴史学的にはイギリスの介入があったことは事実で立証されています。K社の編集方針が他の7社と大分、違うと感じました。
 新潟県、新潟市の場合、過去から教科書採択はどうしても学閥の論理が動いていることは薄々わかっていることでしょう。今回の道徳教科書は7月の下旬に採択が完了します。しかし、中旬には決まり、採択文書を採択委員が作成していることになります。
 採択がされるかどうかは編集者、著作者が問題になります。どの学閥に関係する方が8社の教科書会社に入っているかが問題を明らかにし、予測ができることになります。不可能の面はありますが、少し予想をしてみましょう。
 G社には監修者に上越教育大学の教授が入っています。この方は現職時代はときわ会会員でした。しかし、監修者ですから、採択の直接関係は弱いのではないでしょうか。K社にはトップの編集者に上越教育大学の道徳教育の教授がなっています。著作者にはこの3月に南魚沼市の塩沢小学校の校長(公孫会)と青陵大学の教授がなっています。K社は公孫会の色彩が強いことがわかります。小4に「前島密」が読み物資料に入っているのも頷けます。新潟県の学閥バランスでときわ会と公孫会の綱引きで公孫会が道徳教科書で採択を握っていれば、県内では自然とK社の道徳教科書が採択される可能性が大きいのではないでしょうか。M社は文科省に途中で著作者を追加しました。そのなかには、この3月まで新潟市の小学校校長だった方(現在は地区教育事務所所長)が入っています。ときわ会の道徳教育の大家です。市総合教育センターの指導主事(公孫会)、市内の小学校の2人の教諭も著作者になっています。このことは新潟市はM社の道徳教科書が採択されるのではないかと思ってしまいます。
 以上は状況証拠から道徳教科書採択を予想してみました。もちろん、こうなるとは限りません。できれば、小学生のためによりよい道徳教科書が新潟県・新潟市に採択をされることを望みたいものです。
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管理職の悲哀

 新潟市が政令市になったために、今回から校長会は小中学校ともに新潟県校長会と新潟市校長会が分けて教職員名簿に掲載されました。新潟県小学校校長会は会長と副会長1人が公孫会、もう1人の副会長がときわ会。幹事長はときわ会になっています。中学校校長会は、会長はときわ会。副会長は公孫会と新陽会が各1人。幹事長はときわ会で女性になっています。県は小中学校ともときわ会と公孫会が2年交代で会長になっています。会長と幹事長は同じ派閥になっています。
 小学校は各地域の代表校長は会長、中学校は常任理事となっています。新潟市の小中学校の会長、常任理事が新潟市校長会の会長となっています。例をあげれば、魚沼市の小中の校長会の代表は公孫会の堀之内小中になっています。中学校の常任理事と理事をみると、十日町と南魚沼は理事のため、常任理事の堀之内中学校校長が三魚沼で格が公孫会で上位に位置づけれています。このことは小学校でも当てはまることになります。
 県の小中女性校長会は会長、副会長と幹事長は公孫会。もう1人の副会長がときわ会です。県の中学校校長会の幹事長(ときわ会)も理事になっています。
 新潟市小学校校長会は会長と3人の副会長(2人が女性)はときわ会。もう1人の副会長は公孫会です。幹事長もときわ会。会長は元教職員課長、公孫会の副会長は元管理主事であります。各地区の代表校長はすべてときわ会。ときわ会の各地区の会長も兼任もする場合があります。小中交代で各地区の会長をなります。例として、東区のときわ会をみると、東山の下小学校と東新潟中学校が交代でときわ会東地区会長になります。
 新潟市中学校校長会は会長と副会長、幹事長はときわ会。会長と副会長は元管理主事。幹事長は元支援課課長。もう1人の副会長は新陽会で、元管理主事です。
 上記の校長はいわゆる「勝ち組」です。しかし、校長のなかには自分の生活根拠地になかなか異動ができない方々もおられます。もちろん、各派閥におられます。新潟市が政令市になって、新潟市に住所があるのに市内に異動できない校長がいます。課題を多くもった市外の学校で悪戦苦闘されている方もいます。また、校長でなく、市外で教頭職で終わる方もおられます。
 東京都では教頭を副校長と呼称します。仕事の激務、校長からのパワハラなどで降格人事を望まれる方が増えています。希望者が少ないために困っていると聞きます。教頭の大変さは新潟県、新潟市も他人事ではなくなっているようです。
学校で一番、大変な業務は教頭です。4か校も教頭を続けている方は心身が持つのでしょうか。
 
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学閥の世界

 引続き学閥を少し分析します。
 新潟県教職員組合の四役と執行委員の専従はときわ会と公孫会で交代で就任しています。今年は委員長と書記長が交代でした。委員長はときわ会から公孫会、書記長は公孫会からときわ会へかわりました。副委員長が公孫会(女性)、書記次長はときわ会ですから、二派閥で四役は2対2で構成しています。執行委員もこの2大派閥で分けています。
 現在、新潟県では小中学校の統廃合がすすんでいます。南魚沼市の六日町地区の3つの中学校が統廃合をします。校長の学閥は、大巻中学校がときわ会、城内中学校が新陽会、五十沢中学校が公孫会です。統廃合して、どの学閥が校長になるのかは注目の的です。新陽会は魚沼では、魚沼市には小出中学校、十日町市には中条中学校、南魚沼市では城内中学校の校長を占有しています。その一角である南魚沼市で1つポストをなくすことは痛いことです。
 南魚沼市と湯沢町は公孫会とときわ会がまさに勢力を二分しています。南魚沼市の教育委員会の管理主事も二派閥で分け合っています。校長は中学校で六日町中学校と塩沢中学校が公孫会、大和中学校と湯沢中学校がときわ会です。小学校では公孫会は六日町小学校、塩沢小学校などが公孫会、城内小学校と湯沢小学校などがときわ会です。南魚沼市立総合支援学校の校長は公孫会です。
 新潟市が政令市権限移譲になったために、新潟市と新潟県で人事異動方針が変更されました。ライフプランを考えていた教員も翻弄されています。新潟市でも少しずつ変貌がみられます。東区の公孫会牙城の中学校ではときわ会会員が6名になっています。中央区の学番1の新陽会の中学校でもときわ会会員が4名になっています。今までは校長の学閥色で、教員も同じほとんど学閥色になっていました。その傾向に拍車がかかることでしょう。新潟市だけの異動となれば、学閥人事を優先することができなくなります。
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