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新潟教育

新潟市の教育を教職員の組合活動を通して考えていきます。 中の人は複数。関心もそれぞれ。多彩な内容を目指して。

黄色信号をまとめる

 小学校中心にを今まで2回シリーズで学校が大変なことを書きました。もちろん、中学校、高校、大学にも独自な課題があります。その根本的な要因について述べたいと思います。
 
 現在の全校種の教職員の困難は「長時間過密労働」と「孤立化」です。
 よく聞くことは働き改革で、「教職員の労働意識を変える」という意識改革だけを主張するものです。現在の学校は意識改革だけではどうにもならないところにきています。管理の画一化と新学習指導要領による授業数の増加が最大の問題です。忙しいのために、相談できず、自分で子どものことや保護者のことで抱えてしまう教職員が多いのです。教職員は真面目な方々が多いので、自分の担当の範囲は責任をもって頑張ろうとされる方が少なくないです。

 そもそも学校現場で休職が増えたのは2000年からの学校五日制からです。この文教政策に要因があることを指摘されることがあまりありません。小学校を例にとれば、それまでは1日8時間勤務を8コマとすると、4コマが授業で、4コマが校務でした。しかし、学校五日制で教員定数増をしないで実施されました。そのため、授業が5コマになり、校務が3コマになりました。教員定数を増やすないで、精神疾患の教職員が増加しました。新学習指導要領でも教員増をしないで、従来の教科減をせず、英語を増やしましたから、授業6コマ、校務2コマにまでなっています。校務する時間がないですから、超過勤務が増えるのが当たり前になります。休職の増加は目にみえています。

 この課題を解決するために、教職員の定数増こそ急務というべきなのです。
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黄色信号第2弾「朕は国家なり」

 先回のブログ「働き方改革小学校で黄色信号!」で多くのコメントや意見をいただきました。いかに新潟市内、県内で小学校が大変だという認識がみなさんにあることがわかりました。
 
 新潟市では宿題をしてこない児童を別室まで泣くまで問い詰めるので、学校へ行くのを渋っていますとか、「先生が怖いので学級担任を代えてもらいたい」という声が教育委員会にもいっているようです。ある新潟市の小学校では高学年の児童に毎月、自主学習ノートを1冊提出することを義務づけています。
 これらは学力向上のために、あまりにも多くの宿題を児童にさせている現実があります。
 政令市で学力テストが小学校で1番だったということに新潟市内の児童の嗚咽が聞こえてきます。

 新潟市内では小学校で猛暑のために、市内の陸上競技大会を中止しました。英断というべきでしょう。
 しかし、数か校の小学校で集まって、ミニ陸上大会を実施している状況が耳に入っています。また、9月20日頃に再度、市内陸上競技大会をビッグスワンで実施することを決めています。各学校に意見を求めていますが、「なし」はないといことで意見を求めているのです。振りまわされている児童が大変です。

 多くの小学校で真剣に英語や道徳の新教科導入のために、所見はどうするか、どのような授業をしていくか協議しています。オランダでは小学校に英語に導入するのに、15年間の準備期間をかけて大学で英語ができる教員を養成しました。これと比べても乱暴な英語導入ですから、小学校は大混乱になっています。

 最大の問題は全県の小学校で多いのが教職員の話し合い以上に管理職の鶴の一声で全て決まることです。もちろん、教職員の声をしっかりと聞き、決断される校長もたくさんおられます。しかし、校長が勝手に教育課程などを決める場合も多くの小学校から聞こえてきます。そのことが新教育課程導入のときに小学校教職員を混迷させている最大の要因になっています。上に立つ方だからこそ謙虚でなくてはなりません。教職員をリスペクトすることが大切です。
 勝手にやる校長には絶対王政の「朕の国家なり」の体質があります。校長だけの意見で学校がまわると思っています。それは独善というべきことでしょう。特に、昨今は多くの複雑な課題が山積みですから、校長は学校のリーダーとして、教職員の協力は不可欠です。新教育課程が実施される今こそ真に小学校校長の真価が問われています。 
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働き改革で小学校は黄色信号!

 夏休みが終わり、学校が始まろうとしています。
 休み中に全県の小中学校の教員と顔を会わせる機会がありました。小学校の話を聞いて驚きました。

 上中越では月60時間超過勤務になろうとすると、教頭が声をかけるそうです。しかし、仕事を減らすことはないと言います。ある上越の大規模な小学校に勤務するある教師は毎日、午後9時過ぎに帰宅します。パソコンに出退時間をクリックするそうですが、この学校では「ログインは遅く」、「ログオフは早く」が合言葉になっているといいます。
 ある上越の小学校では通知表の初見は350字以上、400字以内で書くようになっています。新しく教科になった道徳は280字以上、300文字以内です。小学校では英語や道徳の評価も仕事が増えています。
 
 現在、全国、新潟県、新潟市でも産休や病休の代わりの教師がなかなかみつからない状況があります。通常の授業に必要な講師が確保できない現実が全国的に広がっています。
 政府は2004年に給与水準や教員数を地方で決められる「総額裁量制」を導入しました。正規教員を1人雇う給与で非正規教員を2人、3人と雇う「定数崩し」が広がりました。本来なら待機状態にあった講師が今はどこかの講師をしているのです。講師となり得るプールが枯渇しています。
 そのために、一人教員が倒れると、代わりの講師がいなくて周囲の教員がカバーしようとして、次々に体調を崩して休む「ドミノ倒し」がなっている現実があります。教員が産休や病休で安心して休めないのです。代わりがいない職場は残った教員が今まで以上に働かなくてはいけません。労働環境は最悪になります。

 このような状況に拍車をかけているのが子どもたちの変容です。上中下越、新潟でも小学校で荒れている学級の報告がありました。発達障害の多い子どもが増えたために、「男子児童4人が騒ぐ」「女子児童が授業エスケープをする」「小5で荒れているので、国語・算数・社会・理科の教科を教頭、教務が入って少人数学習を実施ている」といった声が上がりました。「午後4時くらいまで子どもの声を聞いているので、放課後やっと仕事するので帰りはいつも9時過ぎなる」という意見が出されました。なかには仕事が終わらず、土日に勤務して仕事をこなす小学校教員も多いのです。このことも労働環境が改善されない要因といえます。

 これでは働き改革とは程遠いものです。学年会で打合せを早めにやろうとか、できるだけ自分たちの仕事を合理的にしようという努力はされていますが、本来の教職員を増やして、根本的に労働環境を変えようとはなりません。このままでは過労死がおきるのではないかという学校現場になっています。 
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教員採用試験シーズン

 新潟市も新潟県も1次採用試験の結果が出て、いよいよ2次試験です。受験者はお盆休みもないことになります。

 新潟市は2次試験で面接を3回も実施します。個人面接。場面面接、集団面接です。いつからこんなに面接が多くなったのでしょうか。面接をして、その人なりを評価判断しようとしているようです。
 新潟市は1次試験の合格者には県からの鞍替え受験者がいたことが特徴でした。県で教員をされている方が、新潟市を受験をします。新潟市だけ最初から受験する方々にはやはり不利になっていることは事実です。もちろん、鞍替えされる方に受験をしないでくださいとは言えません。しかし、県で教員をされている試され済みの方々を新潟市が採用試験を不合格にはできないといえます。ましてや、その方がときわ会会員だったり、他の学閥の会員だったりしたら、どうなるのでしょうか。新潟市教委は採用試験の基準を明らかにして、公表にすべきでしょう。

 新潟市・新潟県で小学校の倍率が少なかったのは、小学校がなかなか大変だということがわかっていると言われる教員や保護者が多いのです。小学校高学年は英語が導入されて、毎日6時間です。中学校が1日だけ5時間の日がありますから、それだけを比べても小学校は厳しいことで、受験を避けようとします。免許がない英語がどんなに小学校を苦しめているかよくわかります。
 新潟大学教育学部が小学校教員の免許を優先的に所得させようとしています。しかし、一旦、小学校は大変だとわかったことで、受験者の倍率はなかなか上がらなのではないでしょうか。
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中学校道徳l教科書決まる!

 本日、7月30日(月)の午後3時30分から新潟市教委は定例の教育委員会を開きました。中学校の道徳教科書の採択を決定するのが目的でした。道徳教科書の内容に課題を感じている市民団体の方々などが傍聴で約30人以上が集まりました。市教委は傍聴を枠を拡大して、対応しました。
 教科用図書審議会で、調査員(現場中学校教師)が1位「東京書籍」(東書とする)、2位「光村図書」(光村とする)、3位「日本文教出版」(日文とする)が教育委員会に推薦されました。全国で話題になっている日本教科書、教育出版の教科書を推薦しませんでした。
 教育委員会では、「光村」「日文」がよいのではないかという意見が出されました。中でも、評価の問題で「内申を数値で評価する教科書はいかがなものか」「自己評価を自由に書ける光村がよい」という発言が続きました。最終的に「光村」が採択されました。調査員が1位で選んだ「東書」ではなく、「光村」を教育委員の8名が選んだことは少し違和感を感じました。実際に道徳教科書を使うのは、教育委員ではなく、調査員をしている現場の教師だからです。
 市教委は教科書の閲覧アンケート、意見書などを参考にしたことを重ねて、強調していました。
 
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